ご挨拶

会長の写真です
伊藤 良明
済生会横浜市東部病院

みなさま、こんにちは。
来る2024年1月19日(金)~20日(土)に東京コンファレンスセンター品川にて開催されますJ-CalC2024の会長に拝命されました済生会横浜市東部病院の伊藤良明です。
本会は今回で3回目を向かえることとなりますが、冠動脈石灰化病変治療へのPCI治療をライブデモンストレーションや座学、ハンズオン等で学び習得できる会としてコロナ渦直前に発足しコロナ渦の中開催しつつ発展してきた会であります。

2023年5月にコロナ感染症が第5類感染症に移行し、数年続いたコロナパンデミックはとりあえずは世界的に収束に向かいつつあります。そして、それに伴い、徐々に学会やライブデモンストレーションも対面で開催されるようになりつつあります。J-CalC2024も東京品川で対面での開催を予定しております。

PCIはDESが登場し、飛躍的にその成績が向上したことで、それまで存在していたPCIの問題点が次々と解消されたかに思いました。しかしながら、DESの時代となっても生じてきたいくつかの問題点は、’石灰化病変’に起因していることが多いことがわかってきました。Open vesselであってもCTOであっても治療の成績を妨げる要素に必ず’石灰化’が問題として立ちはだかります。もちろんPCI合併症の多くも’石灰化’病変で生じえます。
そこで、今回の会のテーマは”石灰化病変にいかに挑むか”といたしました。
我々インターベンション術者が常時出くわす大きな難関’石灰化’にベテランはどう挑んできて、どう挑んでいくのか? これから挑む術者はどう挑めばいいのか? そのあたりを、ライブデモンストレーションやテーマを絞った座学などで徹底討論できればと考えております。

前回の大阪でのJ-CalC2022は、関西の先生が多く参加され、やや関東の先生の参加は少なかったように記憶しております。今回は関東の先生(もちろん全国からの先生方の参加をお待ちしておりますが)にも多く参加いただき、盛会になるようファカルティメンバーなど調整しているところであります。また、ライブデモンストレーションは済生会横浜市東部病院ならではの忖度のない日常遭遇する超complex caltified lesionを集めたいと考えておりますので、その点も是非ご期待ください。

皆さま是非Jcalc2024に足を運んでいただき、大会テーマの“石灰化病変にいかに挑むか”に参加していただきたいと思います。
品川でお待ち申し上げております。